彼はそれなりの年齢なのですが、すでに“これ以上の昇進は見込めない”ことを気に病んでいるそうです。
その理由は、彼に“格闘技の経験がない”からだそうです。
詳しく話を聞いてみると、会社側は黒帯とか段を持っていることを求めているわけではなく、単に“格闘技の経験”を問うているようでした。
実際には、昔クラブ活動でやっていた。初心者程度の技を使える。体育の授業でやった。などで良いとのこと。
それならば、近場の道場に入ればいいだけのこと。
私は柔道か空手を勧めました。
というのも、柔道は警察署で教えてもらえるようですし、空手については『子供と一緒に始めた。』という話を最近よく聞くからでした。
しかし、彼の答えは
「え、今から〜?」の一言。
私はその回答に、面食らいました。
別にプロになれとは言っていません。
悩みを解決できる方法がはっきりしており、それほど難しいことではないのに、“今から始めるのは遅い”という思い込みはあまりに損です。
私は再度、彼に訊ねました。
「じゃあ、いつからだったらよかったの?」
彼はひとしきり考えた末、
「学生の頃?」と答えました。
考えてみて下さい。たしなむ程度でよい事柄を、学生の頃にやっていなければ手遅れとするなら、彼は25才くらいから何もせずに若さを浪費して生きていることになります。
事実、彼の動向を昔から知っている私は、そう思っていました。
・・・ただ若さを浪費するだけの、年々衰退していくつまらない人間。元々それほどでもなかった彼自身の魅力は、若さを失うに連れてさらに減退しています。
かねてから恋愛&結婚したがっている彼には申し訳ありませんが、自分自身を少しも変えることのできない男に惚れる女性はいないでしょう。
だから私は最後に言いました。
「じゃあ、あなたは恋愛はもうあきらめなさい。そういうのは若い子たちがするもんでしょ。だからあなたは年齢的に手遅れ。結婚したいなら相談所にでも行けばいい。でも、あなたと結婚してくれる女性なんて、単に結婚して楽したいだけの余り者でしょうね。」
長年の相談者に対して、この言い方は少々キツかったかも知れません。
しかし、何でも年齢を言い訳にしてあきらめ続ける人間に、棚ボタはあり得ないと思うのです。
だって、私の母は・・・70才で初めて挑戦したボウリングにハマっているわけですから(笑)。
ところであなたは、何歳まで生きるつもりですか?
何度も書いていますが、しようと思ったことへはすぐに取り掛からないと、明日はさらに老けるのです。
そして明後日はもっと“手遅れ”に近付くのです。
金銭や時間、年齢制限、身体的問題・・・等がないなら、急がば直進!したいことはすぐにはじめましょう。
失敗してもいいじゃないですか。それは“年齢のせい”にしても、誰もあなたを責めることはありませんよ。
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